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トレンドの波に乗れ!押し目買いと買い増し

トレンドの波に乗れ!押し目買いと買い増し

トレンドを追う売買がスタンダード

ある銘柄が長い上昇局面にあるとします。
安値から見るとかなり上がっているため、もうそろそろ下がるだろうと思って見ていてもなかなか下がらないどころか更に上がったりします。

このような長い上昇局面(もしくは下落局面)をトレンドといい、トレンドにある銘柄はついていくのが無難です。

企業が大きな成長局面にある時などによくある傾向ですが、そうでない時もこのトレンドはあったりするので、単純にチャートでどのような動きをしているかから判断すればいいでしょう。

押し目買いと噴き値売り

トレンドに乗った銘柄でも、ずっと毎日上がり続ける(下がり続ける)わけではありません。
長期的な上昇局面でも短期的には一時的に下がったりすることもあります。

このトレンドに乗った銘柄の短期的に下げた場面で買いを入れるのが「押し目買い」です。
また、同じ上昇局面でも、商いが盛り上がり一気に値を上げる時があります。

そういう場面でもう十分とばかりに利食い売りを入れるのが「噴き値売り」です。
トレンドに乗った銘柄を売買するときは大きな流れとしては順張りとなるわけですが、押し目買いや噴き値売りは短期的な逆張りですね。

このように期間や値幅に応じて異なる売買手法を組み合わせることで、トレードの幅が大きく広がります。

買い増しと一部利食い

あるトレンドに乗った銘柄をたまたま早い時期に買うことができ、現在はそこそこの含み益となっていたとします。
ここであなたはその銘柄を売り利益を確定しますか。それとも更なる利益を求めて買い増しをしますか。

一回全部売ってしまえば、利益は確定できて終わりですが、その銘柄がその後も更に上昇したらどうでしょう。
「もったいなかったな」と思うのが普通で、それだけでなく売値より高い値段で再度買ってしまったりすることもあるでしょう。このような右往左往をなくすためにお勧めなのが、「買い増し」です。

例えばですが、買って持っている銘柄の値動きがいいのでまだ上昇が見込める場合、より大きな利益を得るためにするのが買い増しです。

例を挙げると当初100万円分買っていたのに対し追加で30万円分投資したりします。
そのまま値上がりすれば130万円分と当初より大きな利益となりますし、値下がりしても30万円分の損だけですみます。

また買い増し後首尾よく株価が上がり、利益は確定したいがもっと期待できるかも、などという時は、一部利食いをするといいです。
追加で買った30万円分だけでも利益を確定すれば、小さいながらも利益を確定したという結果になりますし、手元にはまだ100万円分の含み益たっぷりの持分が残ります。

このような売買は基本的に押し目買いと噴き値売りをするといいのですが、こういう細かいポジション(自分のポートフォリオのこと)操作は最初は難しいので、ある程度慣れてきたら練習のつもりでやってみるといいかもしれません。

上記のようにトレンドに乗った銘柄というのは、買うにあたってリスクが少ないため、単に買って売るというだけでなく、利益を極大化するために買い増しも常に検討しておくといいですね。

大きな金額で大きな値幅、これがいつもできれば勝ち組へとずいぶん近づきます。

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