投資顧問業者って本当に儲かるの?
投資顧問業者というのが日本にも存在をします。
アメリカが本場になるのですがアメリカの投資顧問業者数というのは日本の何倍も存在をしています。
日本ではその顧問のほとんどが助言業という投資にアドバイスをしている業者が大多数を占めますがアメリカでは顧客からそのお金を預かり、運用をしている業者がほとんどになります。
今回は投資顧問というよりも、日本では自称プロと称している連中の実態を統計学で明かしていきます。
話せる犬問題
みなさんは犬が本当に話せると思いますでしょうか?
某携帯電話会社の犬などは本当に話せているので笑ってしまいますが、実際に本当に話せる犬が存在すると思っている方は周囲から頭のおかしい人間と思われることは必至でしょう。
こういうことを書くと本当に愛犬家の方にお前は何もわかっていないと怒られてしまいそうですので、一般論と書いておきましょう。
あなたの家の愛犬が話せるか、話せないかは一般論に譲るとして話せる犬がいたらいいな、と思うのは愛犬家にとっては「夢」のお話であって、単なる希望だと思います。
もちろん、家族のように愛してわが愛犬という妄想が現実の中で混濁してしまっている状態なのでしょう。
この件を儲かっている投資家というケースに置き変えてみてください。
自分が株式投資が大儲けできたらいいな、というのはどんな投資家でも一度や二度夢見ることでしょう。
この愛犬が話せたらいいな、というのと同じくらいのレベルの話になるのを解説していきましょう。
話せる犬の確率
話せる犬が出現する確率が計算できる人がいれば私は教えてもらいたいと思います。そんなことがわかるわけがないのです。
なぜなら、その確率を調査しようと思ったらその犬の個体数の総数を調べてみなければいけないのです。
仮に世界中に話せる犬が一匹いたとしてもその確率は誰も正解など出せないわけですよね。なぜなら総個体数がわからないのですから。
それと同じように儲かっている投資家の確率というのは、何パーセントと平気で答える方がいらっしゃいます。それも詐欺師だと思ってください。
その○パーセントという数字を知るのには全世界の投資家の数を調べなければいけないのです。
その全世界の投資家の数を正確に出している、ないしは概数を出している統計機関があれば教えてほしいと思います。
それがわかれば正確な確率統計が出てくる可能性がありますので。
ですから、わからないのです。したがって、儲かっている投資家のパーセンテージなんて誰にもわからないのです。
結論として
まず、自分で儲ける自信があるならば投資顧問業者になる必要はありません。
これはどんな理由付けをしようが疑いようのない事実です。
私は株式投資をもう間もなく30年近くやっていますがこの株式投資というのは、誰でも儲かる可能性の取引であって誰でも「まぐれ」でも儲かる取引なのです。
つまり、まぐれで儲かっているのが上記の自称プロと称している投資家なのです。これは国の認可があろうとなかろうと同じです。
もちろん、私も単なるまぐれでこの株式投資市場で生き残っていると自覚をしています。
相場の未来は誰にもわからない、これはシカゴ大学で実証される理論、効率的市場仮論といいますが、この有名な言葉はこの理論を背景としています。
しかし、それを論破して永遠に儲かると宣言して実際に儲かった人も結局は過去の栄華に今、現在なっています。
つまり、みながみなまぐれで儲かっているのに自称プロとはヘソで茶を沸かすことくらい私には滑稽な話になります。