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【失敗談】売りも買いもセンス無し。大損株式人生。

私は30代後半の男性会社員です。普段IT系の仕事をしておりますが、独身だったこともあり多少の貯金が出来た20代後半の頃に、お小遣いを増やしたいと株式投資を始めました。
当時は、ライブドア株などの新興市場株が隆盛を極めており、買えば上がる、上がるから買うというような相場状況だったと記憶しています。

私は当時、株式投資の初心者だったこともあり、証券会社はイー・トレード証券(現在のSBI証券)を選びました。
ネットで取引が出来、周りでも評判がそこそこよかったので、その証券会社を選定しました。初めての入金額は50万円でした。

株式を始めたての頃は、ネットの掲示板を見たり、投資雑誌で株主優待を物色して銘柄を選んだりしました。
思い返せば、このころが一番楽しかったかもしれません。株式投資を始めるまでは、経済やニュースにあまり興味が持てなかったのですが、一旦自分のお金で株を保有すると、とたんに周りの情勢が気になり、ネットニュースや経済新聞まで読み漁り、市場の変化を少しでも把握しようと思うようになります。株式投資を始めるメリットの1つに、自身が世の中の動きに敏感になり、アンテナを張り巡らそうとするということにあると思います。

ビギナーズラック

50万で初めた現物取引は、そこそこ上手くいき、初心者ながら100万円まで増やすことが出来ました。
次第に値動きに慣れてきた私はもっと投資額を増やしたい欲求にかられ、現金100万円を追加しました。手元に200万もあると購入できる銘柄の種類や株数も増え、日々の増減が大きくなります。それでも、2004年ごろは、新興市場が前代未聞の活況ということもあって、大きな損を出すこともなく、順調に資産を増やすことが出来ました。

そんな中、私が手を出したのが、信用取引です。信用取引はその名の通り、自身の信用を元に、元手資金の3倍程度の購入余力を以て、取引が出来るというものです。
簡単に言いと借金して株式投資をしているようなイメージです。

これにより、1000万近い取引金額を動かせるようになり、上昇相場が継続していた当時は、毎日数万~数十万の利益が上がることがありました。こうなると金銭感覚もおかしくなり、労働意欲が下がってしまうこともありました。

第1の失敗

そんな中、訪れたのが言わずと知れた「ライブドア・ショック」でした。
あの事件で私の株式投資の最初の困難が訪れます。株は下がるのはまさに一瞬で、信用取引をしていたこともあり、その資産の目減りの速度が尋常ではありません。

委託金保証率が限界を超えると「追証」が発生するため、当時は本当に怖くて、夜眠れない日々を送ったことがありました。
結果的にこのライブドアショックにより、私の資産は手元に10数万しか残らないという余りにも惨い結末を迎えました。

同時に株式投資の恐ろしさと奥深さを学んだ気がします。損切を忘れず、しっかりと勉強して望まないと勝ち目はなかったのです。

第2の失敗

市場撤退から数年経過し、2度と株には手を出すまいと思っていた矢先、あの東北大震災があり、株価が大幅下落しているのを見て、私は再開するなこれがチャンスだとばかりに、再び資金を口座に投入。

震災後のリバウンドと、原発問題などで乱高下する相場で何とか資産を少しずつ増やすことが出来ました。
しかし、株は暴落するものというかつての失敗が脳裏によぎり、私は信用取引の1つである「空売り」を仕掛けてしまいました。

これが私の株人生における2回目の失敗の始まりでした。いわゆるアベノミクスの上昇相場の餌食となってしまったのです。空売りは株が上がってしまうと損をするという仕組みです。
まさに、強烈な上げ相場に見舞われ、再び大きな損失を出してしまいました。心底、私は下手くそで株には向いていないのだなと痛感しました。それ以来、株には手を出していません。

これから株式投資を始められる方へ

相場の乱高下でメンタルが不調になるような取引は絶対に良くないのでこれから株をはじめらる方は、本当に良く勉強し、余裕資金で取引されることをお勧めいたします。

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