トレードスタイルを確立しよう。代表的な3つの基本スタイル
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トレードスタイル
株式投資を始めて何回か売買をするうちに、よく見ると自分の売買にパターンがあることに気がつくと思います。
その人それぞれの性格に合わせた売買をしているはずです。これを標準化したのがトレードスタイルです。
株式投資は一回売買して終わりではありませんね。
そうなるとどのタイミングで何を買い、どのタイミングで売り抜けるか、そのやり方は勝つにしても負けるにしても、自分の指標のようなものができてきます。
これを無意識ではなく自分自身で認識した上で売買することが大事です。
順張りと逆張り
トレードスタイルの一番基本的なものの一つであり、順張りは上がり始めた銘柄についていって買いを入れる方法。
逆張りは下落した株の底値と思われるとことで買いを入れる方法です。
どこで買ってもそこから上がるか下がるかはわからないわけですが、以下にそれぞれのメリットデメリットを述べます。
順張りのメリット
既に上昇が始まっているので、買った場合すぐに利益になりやすい。
順張りのデメリット
最初の上昇局面を逃すため、利幅が小さくなるうえに高値掴みをしやすい。
逆張りのメリット
タイミングがうまく合えば、大きな利益が期待できる。
逆張りのデメリット
相場の流れに逆らうため、買ってすぐは含み損になりやすい。
上記のようにどちらも一長一短ですね。
実際どちらが有利かははっきりとは言えません。
でも、どちらが自分にとって買いやすいか、ということを考えれば必然的にどちらかを選ぶのではないでしょうか。
資金分散
自分の資金を何銘柄にどのように分配するか。これもトレードスタイルの一つです。
一つの銘柄に全てつぎ込む人もいるでしょう。
逆に可能な限り多くの銘柄に分散したがる人もいるでしょう。
基本的にはリスク管理の面からは、買う銘柄は分散したほうがいいと言われます。
「卵を一つの籠に盛るな」という相場格言のとおりですね。
ただ、パフォーマンスのいい銘柄ばかりを選べるわけではないので、パフォーマンスのいい銘柄に全額つぎ込んだほうが利益は大きくなりますね。
このようにリスクとリターンのバランスにより、資金の分散志向が違ってきます。
回転売買と値幅取り
少しでも含み益になれば売却して利益を確保するのが回転売買。
可能な限り上昇局面の大半を利益にしようというのが値幅取りです。
片や薄利多売、片や一発勝負的な感じですね。
これは、その人の資金の大小や性格から、一回のトレードでどれだけの利益が出れば満足するかという部分が影響してきます。
完璧なスタイルは存在しない
上記のように、タイミング、資金の分散、値幅などから様々なスタイルの違いが考えられますね。
株式投資を続けるうちに、自分の売買の傾向が見えてきたら、それを認識しつつ売買の精度を上げていくのが上級者へ至る道となります。
もし、負けが続いていた場合、これまでのやり方が自分には合っていない可能性もあるので、上記を参考に他のやり方を模索してみるのも一つの手です。