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2008/10/10の日経平均株価暴落時日中足チャート

2008/10/10 日経平均株価 -9.62%の下落

日経平均は七日続落し、この間の下げ幅は三〇〇〇円を超えた。十日の終値は前日比八八一円〇六銭(九・六二%)安の八二七六円四三銭と約五年四カ月ぶりの安値。

ITバブル後の戻り高値である〇七年七月九日(一万八二六一円)から一年三カ月で半値以下になった。十営業日での下落率は三割を超え、一九四九年の指数算出以来で最も大きくなった。

九日に上場不動産投資信託(REIT)のニューシティ・レジデンス投資法人が破綻。十日には大和生命保険の経営破綻が表面化し、米国発の金融危機の影響が国内にも波及したことで売りが売りを呼ぶ展開になった。

〇三年四月に付けたバブル後最安値(七六〇七円)の更新を警戒する市場関係者も増えてきた。

外国為替市場ではドル売りが加速。円相場は大幅に反発し、前日終値より二円一銭円高・ドル安の一ドル=九九円一五銭で取引を終えた。円は一時、七カ月ぶりの円高水準となる一ドル=九七円九一銭まで上昇。対ユーロでも三年三カ月ぶりの高値となった。

一方、債券市場では長期金利の代表的指標である新発十年物国債の利回りが一時、前日比〇・一一%高い一・五八〇%と二カ月半ぶりの高水準に急上昇(債券価格は急落)した。損失の穴埋めや現金の確保を目的とした「換金売り」が国債にも広がった。

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