チャート記録室
三井住友フィナンシャルグループのチャート検証
ここでは、ゼロ金利解除の発表(金利引き上げ)によって業績に好影響を与えると言われている、銀行セクターの中でも主要銘柄である三井住友フィナンシャルグループ(8316:東証1部)の株価動向を追跡検証しています。
06/07/14発表
・日本銀行は14日、2日目の金融政策決定会合を開き、議長の福井俊彦総裁が「ゼロ金利政策」の解除(利上げ)を提案した。
9人いる政策委員(正副総裁3人と審議委員6人)は「景気は持続的な回復過程にある」との判断でおおむね一致し、全員一致で解除を決めた。金融機関同士が融通し合う短期金融市場金利の誘導目標を、これまでの実質0%から0.25%へと引き上げる。日銀の政策金利の復活は01年3月以来、約5年4カ月ぶり。
発表日の日中足チャート(7/14) 発表時刻は13時過ぎ
発表を受けての株価動向 (日足チャート)
結論
・発表前までは利上げを想定しての強い買いが入っているが、結局は日経平均株価の下落には耐えられず下落に至っている。
その後の全体の反発局面でも上値は重く横ばいの展開。不動産セクターの上昇パフォーマンスには到底及ばない結果となった。
参考情報
・発表前後の日経平均株価動向