チャートの見方
出来高が株価より先行するケース
一般的に、出来高は株よりも先行しやすいとされています。
出来高の基本ですが、上昇トレンド中で株価が上昇すれば出来高も増加し、株価が調整すれば、出来高は減少します。
ここでは出来高が先行するケースと後からついてくるケースについての解説です。
出来高が株価より先行するケース
株価が長い間下落した後、上昇に転じる局面では直前に出来高が増加します。
上昇トレンドの高値圏で株価は前回の高値を抜けたが、出来高は前回の高値時の水準を超えずに減少したとすれば、株価は反落することが多くなります。
出来高が株価と並行するケース
前回の高値や安値をブレイクした時に出来高と株価は同時並行することが多くなります。
ペナント型のフォーメーションをチャートが形成しているときは出来高は徐々に減少していきます。
そしてこのペナントをブレイクする時、そのブレイクが本物なら、必ず出来高の増加を伴います。
出来高が株価より遅行するケース
株価が上昇したがゆえに出来高が増えだし、株価が上昇し供給も増加するケースです。
反対に、株価が下落したがゆえに出来高が減少するのは、買値よりも下がりきってしまい、売りたい人が減ったためにおこるケースです。