チャートの基礎

ローソク足の基本

ローソク足は波のように動き続ける株価の流れを、一目で分かるようにしたもので、値動きの全てを表しているのではなく、チャートとして使いやすいように、最も必要なデータだけを選りすぐっています。

1日の値動きを示す日足は、前場と後場を合わせた4時間半の四本値から書かれています。

午前9時以降始めについた値段が始値、午後3時の値段が終値、取引中の最も高かった値段が高値、最も安かった値段が安値になります。

陽線 陰線
陽線の図 陰線の図

終値が始値よりも高かった場合は白色になり「陽線」と呼び、終値が始値よりも安かった場合には黒色になり「陰線」と呼びます。

またどちらのローソクにも共通していることは、「ヒゲ」と呼ばれる棒線が上と下につく場合があることです。

上につくヒゲ(上影)は高値を意味し、下につくヒゲ(下影)は安値を意味しています。始まりの値段と終わりの値段とではどちらが高かったかまで一目瞭然でわかります。

1本のローソク足の長短、陽線、陰線、ヒゲの上下の位置、長短が以後の株価の動きを暗示するため、ローソク足を理解さえしていれば、短時間で過去の株価の方向性を知ることができ、将来の株価を予測する知恵も生まれてきます。

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