時系列データ検証室

ダウ理論による平均株価の概念

ダウ理論とは?

ダウ理論とは、チャールズ・ダウが考案したもので、平均株価は、「日経平均株価」や「ニューヨーク・ダウ平均」として、現在では誰もが知るところですね。

もともとは、平均株価を算出することによって株価の動向を見ようとしたものなので、ニューヨーク・ダウ平均として世の中に定着するとは本人も思っていなかったでしょう。

ダウ理論による考え方

平均株価はあらゆるものを織り込んでいる

市場価格に影響を与えている、あらゆる情報はすべて平均株価に反映されている。

証券アナリストが示す事実などは、すでに過去のものであり、すべて平均株価に織り込まれている。

トレンドは大きく分けて三種類

長期トレンド」(大勢波動)、「訂正中勢トレンド」(中間的変動)、「短期変動」(日々変動)

1年から数年間継続する長期のトレンドを形成し、訂正中勢トレンドは長期トレンドの調整局面と見なされ、短期変動は、訂正中勢トレンドの短期的な修正と見られ、普通は3週間、わずか数時間の場合もあり、方向性がなく景気の傾向を予想することはできません。

保ち合いなどのチャートパターンは訂正中勢トレンド(中間的変動)に発生する

これは株式需要が保ち合い、ないし均衡を保っている調整段階をいいますが、ラインが長ければ長いほど上下どちらかに放たれた場合、かなりの期間、同じ方向を持続します。

また、ダウ理論ではダブルトップ、ダブルボトムが形成された場合、上昇または下落が終わったことを示します。

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