チャート記録室
2008/10/16の日経平均株価暴落時日中足チャート
2008/10/16 日経平均株価 -11.41%の下落
世界の市場が再び動揺している。十六日の東京市場で日経平均株価が一〇八九円安と一一%強の急反落となり、過去二番目の下落率を記録した。
外国為替市場ではドルが売られ、円相場は一時、一ドル=九九円台前半まで上昇した。欧米の金融危機で世界景気が悪化するとの懸念が一段と強まった。
アジア株の急落に続いて欧米株も大幅安で始まっており、主要国の金融安定化策でいったんは落ち着きを取り戻した世界の市場は、再び不安定な展開となってきた。
日経平均の終値は前日比一〇八九円〇二銭(一一・四一%)安の八四五八円四五銭。十日につけた今年の最安値(八二七六円)まで一八〇円あまりに迫った。
下落率は一九八七年十月のブラックマンデー(一四・九〇%)に次ぐ大きさで、終値ベースの下げ幅が一〇〇〇円を超えたのはIT(情報技術)バブル当時の二〇〇〇年四月以来。
東京証券取引所第一部では全体の九割以上の銘柄が値下がりし、売買代金も二兆一千七百億円(概算)と低調だった。