テクニカル分析と一口に言っても多くの種類が存在しますが、スイングで運用する場合は、基本的な指標だけで良いでしょう。
これは10人いれば10人のやり方があるので、自分にあった指標を探していくのが長く運用をしていくうえで大切となります。
ここでは短期的に重宝するであろうテクニカル指標にふれてみます。
■移動平均線
トレンドフォロー型指標。順張りタイプ。
短期移動平均が、長期移動平均を上抜ければ(ゴールデンクロス)買いシグナル。
また、その逆(デッドクロス)は売りシグナル。
・移動平均線は、「支持」や「抵抗」の役目も果たします。
支持線の例:株価が下落をはじめた時に移動平均線が「支持線」となり、株価が反発した。
抵抗線の例:株価がようやく上昇しはじめたが、移動平均線が「抵抗線」となり、下落に転じた。
・一般の移動平均はダマシが多いですが、加重、指数、平滑、代替移動平均を使うことで解消できます。
■RSI(相対力指数)
売られすぎ、買われすぎを測る指標。逆張りタイプ。
基本的には20%で買いシグナル、80%で売りシグナル。
RCIと併用して、両方のシグナルが重なって売買することで精度が高まります。
・逆行現象(ダイバージェンス)
ダイバージェンスとは、株価が上昇しているにもかかわらず、RSI指標が下向きに転じている現象(逆行現象)で、相場の転換期を暗示しており、これもまた売りシグナルとしての役割を果たします。
その逆パターンはコンバージェンス。
■一目均衡表
ローソク足と5本線により時間論から波動論まで網羅する優れた指標。順張りタイプ。
①転換線 ・・・短期移動平均(9日)
②基準線 ・・・中期移動平均(26日)
③先行スパン1 ・・・転換線と基準線の仲値を26日先に記入したもの
④先行スパン2 ・・・過去52日間の仲値を26日先に記入したもの
⑤遅行スパン ・・・26日前の株価
強気相場=株価が雲の上にある。雲が支持線になりやすい。
弱気相場=株価が雲の下にある。雲が抵抗線になりやすい。
上昇局面=雲を突き抜ける。転換線が基準線を上抜け。株価が転換線を上回る。
下落局面=雲の中に入る。転換線が基準線を下抜け。株価が転換線を下回る。
・先行スパン1と先行スパン2のクロス(変化日)には上昇や下落の合図になりやすい傾向があります。
・上昇時、転換線や基準線を乖離しすぎたら売りを検討すると良いでしょう。
・一目均衡表は最も信頼できる指標として多くの投資家に好まれています。そういった投資家が多ければ多いほど、信頼性が更に増すといった相乗効果も最近では現れているようです。
■MACD(移動平均収束拡散方)
トレンドを示しつつ、天井圏、底値圏での逆張り的な売買ができる指標。
底値圏でMACDがシグナルを上抜けたら買いシグナル。
天井圏でシグナルを下抜けたら売りシグナル。
・前回のクロスよりも高値でのクロスは高値更新(安値更新)する傾向があります。
・MACDは他指標との併用で特に力を発揮する指標で、様々な指標との組み合わせに妙味アリです。
・MACDはシグナルの出現が遅いため、MACDラインが屈折した時に買い向かうのも1つの方法です。
■ボリンジャーバンド
移動平均の上下につけた帯が目先株価の転底の目安になりやすい。逆張りタイプ。
株価が-2σに触れたら買いシグナルで、+2σに触れたら売りシグナル。
・ボラティリティ-が上昇している時(BW:バンドワイズ が高い時)に成功しやすい傾向にあります。
・MACDとの併用
MACDが前回より高いところでゴールデンクロスし、ボリンジャーバンド帯の下限から上へ反転したら買うという方法があります。
■ストキャスティクス
3つの指標を組み合わせたオシレータ指標。逆張りタイプ。
%K=短期線、%D=中期線、%SD=長期線
20~30は売られすぎ、70~80は買われすぎとみます。
・ファスト・ストキャスティクス
低水準エリアで%Kが%Dを上抜けで買いシグナル。逆は売りシグナル。
・スロー・ストキャスティクス
低水準エリアで%Dが%SDを上抜けで買いシグナル。逆は売りシグナル。
・ファスト・ストキャスティクスは乱高下が激しい分ダマシが多いです。
・MACDとの併用
スロー・ストキャスティクスで買いシグナルが出た後、MACDでシグナルが出たら、ようやく買いに向かうというのも1つの手法です。
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